ライター・藤丸心太(ふじまるじんた)のブログ。本の感想とかゲイネタとか創作系など。お仕事依頼などはメールで。リンク・TB自由。コメントは承認制。fujimarujintaあっとgmail.com (あっとを@に変更)


by bogdog

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狼と香辛料

◯今日のラノベ「狼と香辛料」

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「このラノベがスゴい!」でもピックアップされ、来年にはアニメ化もされる作品。

ラノベ描こうよって盛り上がってるSOTFの三太くんから教えてもらって、
リンクがここに貼られていたんで、一目みて「やっぱラノベって無理かも!」と思ったのだけれど、読んでみると面白い。経済とファンタジーと民話を適度にミックスした秀作でした。こりゃ売れるわ。「経済」に目をつけたのはすばらしい。あと、主要登場人物をあれこれ出さずに、ホロと主人公のみにしたのもいいと思う。

3ヶ月に一冊くらいのペースで、どんどん続編を出版してるのもいいっすねえ。
電撃文庫はレベル高いのね。続き読まなきゃ! そのまえに「フルメタルパニック!」(「このラノベがすごい2008」で一位)も読まなきゃ!
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by bogdog | 2007-11-29 22:06 | 本の感想

明治通りのビリー

ジョニー更新 音がでますよ

街ネタ、ゴリラネタです。
わりとキワドい系ですが、NGが出ませんでした!
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by bogdog | 2007-11-29 12:50 | 日々のことば
 料理を作るのは好きだし、おいしいものを食べるのはすごく好きなんだけど。

 「食べてくれる人がいるからご飯を作っていられる」

 という言いまわしには、いつも違和感を感じてしまう。

 それって、人にご飯を食べさせることはできても、自分自身にはご飯を食べさせる事はできないってことでしょ。でも、家族でもなんでも、どれだけ一緒にいようとも、結局はいつかは、自分一人のためだけにご飯を作らなくてはいけない時がくる。そのときに、自分のためにご飯を用意できなかったら、一体だれが自分にご飯を食べさせてくれるっていうんだ。

 ご飯を作って食べるっていう、生きる喜びさえ、一人では感じる事ができないのか。

 作って、食べて、片付けて、また作って食べて排出……
 生きる業 全てを一人で担う覚悟はできているのか。
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by bogdog | 2007-11-29 01:25 | 日々のことば

きのう何食べた?

トーキョーワッショイ更新
よしながふみ『きのう何食べた?』ネタでがっつり書きました。

この本、装丁もかわいくて好き。料理の本みたい。

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by bogdog | 2007-11-28 16:01 | この漫画がスゴい!

おさびし山の死の月

あいかわらず漫画ばかり読んでます。

今日は飯田橋に行く用事があったので、飯田橋のブックオフに行って、
ずっと欲しかった山岸凉子「日出処の天子」全7巻(文庫版) を購入。
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さっそく、電車の中でガン読み。

……やばい、こりゃおもろいわ! よしなが先生も「いつか大河で」って言うよね!

つーか新宿遠いなあ……と思ったら、「次は〜 錦糸町〜 錦糸町〜」

あら、これ下りじゃない? どおりで混んでると思った!
うっかり船橋に行く所だったわ。ララポ鬼熱いかんね!(総武線の女子高生)

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今月号のikkiですが、「金魚屋古書店」のネタ本が「ムーミンコミックス」だったので、ほっこりしました。ジン太はムーミンが好きで好きで。小説版も全部読んだし、もちろんコミックも。ムーミンっていうと、みんなアニメしか知らなくて、こんな面白い本のムーミンをみんな知らないなんて信じられない。作家のトーベヤンソンが生き方も含めてもうたまらなく好きで。ちくまから出てる、「トーベヤンソン短編集」「誠実な詐欺師」なんて、もうどうにかなるくらい好きです。人形劇のムーミンDVDは岸田今日子が全部声色を使いわけてたりしてそれはそれは見応えが。


ちなみに、トーベヤンソンさんはレズビアンだった、とも言われてて、そういうの公言はしてないんだけど、パートナーの人とずっと島暮らしをしていて。そのモデルはムーミンのキャラのトゥーリッキ(おしゃまさん)のモデルって言われてる人です。まあ、この話はまたいつか……

小説版だったら、「ムーミン谷の11月」。何度読み返してもドキドキする。
ムーミンたちがいないムーミンの家にやってきた人たちの話。
家事が大好きで、嫌われ者のフィリフヨンカをはじめ、まったく接点のない人たちが、ムーミンのいない11月のムーミン谷で、生活をしていく。

小学生のころ読んだ時は、なんとなく暗いお話だと思ってたんだけど、大人になってわかった。これは大人のための物語。大人になっても、ムーミン一家という「こうありたい自分」というものを求めて、自己否定と自分探しを両立させようと生きる大人たちのお話。

「ご安心なさいよ、ここにはわたしたちよりもわるいものなんて、いっこないんだから。」


ミムラの台詞にどきどきする。

はっ。何の話だっけ。そうそうikkiだ。金魚屋だ。
言いたいことはとにかく、ムーミンが出て来てうれしかったっていうのと、もっとムーミンを紹介して!
っていうことです。
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by bogdog | 2007-11-28 00:35 | この漫画がスゴい!

白い馬の季節

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 連休の最終日、岩波ホールで白い馬の季節をNくんと鑑賞。

 干ばつが続き、砂漠化した内モンゴルの草原で生きる遊牧民の家族。
 子供の学費さえ払うことができない状況で、妻は現実的に対処していこうとするが、夫は遊牧民としての誇りを失わない。

 「もう売るものは馬しかないわ」
 
 「馬を売るくらいなら死んだ方がましだ」


 サラールと名前が付いた従順な白い馬は、馬の上で生き、馬の上で死ぬと言われた、遊牧民の誇りそのものなのだ。

 しかし、羊は次々と死に、夫も馬を売って街で暮らすことを決意する。

 馬は何も語らない。ただじっと優しい目を向けるだけだ。それを見る夫や子どもの慈しむような目。ぞくぞくするくらい優しかった。
 
 個人的に、すごくいいなと思ったのは、村を捨ててチンギスハーンの子孫の名をかたって都会で成功した画家の存在。始めは、夫を邪見に扱うのだが、その画家が、一度売られた馬を買い戻し、夫に返してやる。そして、夫に鎧を着せて馬にのせ、チンギスハーンのような鎧を着せて絵を描く。その絵の中では、乾いた草原はうつくしい緑で、灰色の空は澄んだ青をしている。オマエには感謝してもしきれない、という夫に、礼をいうのはオレのほうだ、オマエもいまにわかる。と言う画家。

 白いキャンパスに書かれたのは、まさしく理想そのもの。白い馬に乗って、草原を駆けるモンゴルの遊牧民の理想だった。もうあの時には戻れないものならば、その姿をせめて絵なりとも残しておかねば、何をよりどころに生きて行けるというのだろう?

 ……僕が産まれた阿蘇の風景は、春にはあんなきれいな草原だったな。
 その記憶で僕は生かされてて、緑色の阿蘇山のふもとには、僕の家族が、いるはずで、そのおかげで僕は生きて行けるような気がするのだ。誇りとかアイデンティティとか、そういうもの。そんな言葉だけじゃなくて、あの景色そのものが僕自身だとずっと思っていることに気がついた。

 映画に戻る。
 夫は、叔父の説得により馬を野に放ち、街に出ることを選ぶ。
 振り返る草原には、さっきまでかまどがあった場所に煙が登っている。
 トラックが走る道路を荷台をひいて歩くシーンに、自由になった馬が道路を歩くシーンが重なる。

 見終わってから、「何のために」や「どこがよかった」と二人していいあうこともなく、静かに胸が静まるのを待っているしか無かった。



 ……すいません、本当は俳優がかわいかったとか言いました。


 あらためて、公式サイトを見ると、インタビューも作品解説もとてもよかった。



 まだまだ僕も頑張らないと。売れる企画とか、お金になるならないとかばっかり考えているんじゃなくて、
 何を伝えたいのかってこと芯を通しておかないと。

● 中国の少数民族の映画
 毎年、中国は200本以上の劇映画を製作していますが、ごくわずかの作品しか利益を上げていません。こうした状況のもとで、少数民族の映画が成功することは極めて難しいことです。というのは、少数民族地域での映画製作は、投資額においても漢民族の作品と競争することはできないのです。
 こうした背景に立ち向かい、すさまじい市場競争の中で一つの場所を得るために我々は少数民族の映画の方向について改めて考え直すべきです。内モンゴル映画は、少数民族のテーマを取り上げるべきです。これが他の作品と競争する際に有利な点です。我々が、自らの文化に深く根ざして、作品の質を高めることを最優先すれば、内モンゴル映画が世界中で評価されるだろうと、私は前向きに考えてます。少数民族をテーマにした作品は、人間として傑出した要素、民族の人文科学的な魂を持たねばならないと思っています。

(ハワイ国際映画祭(2005年10月)パンフより訳出)


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by bogdog | 2007-11-26 23:38 | 映画

酉の市に行って来た

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トーキョーワッショイ更新 酉の市

Nくんと言って来たわけよ。

見世物小屋とかいってきたわけよ。

蛇食ったり、鼻に鎖通したり、火吹いたり、だいぎゃおぞらしかだったばい。



「ピアス? 開けてません。親からもらった大事な体ですから」

 こんな台詞、多分あんまりいまどきの人は言わないと思うんだけど。もしゲイでこの台詞をいう人がいたら、「ほう、違う穴ならいいのかえ?」「排出部に挿入してるくせにいまさら何を」と言ってやろう。
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by bogdog | 2007-11-25 23:52 | 日々のことば

雪ん子さ降って

ジョニー更新 音が出まくりだ
 ホイドーズっていう津軽衆ロックのライブレポ。
 
 このジョニーのエントリーを読んだN君からメールが。

「 岩木山は美しいです。

  岩木富士と言われていて、富士山と形が似ています。

  雪ん子さ降って岩木さ白くみえるんずや。」


 「雪ん子さ降って。」

 なんとなくそんな言葉がおもしろくて、しばらくつぶやいたりしてみた。

 そういえば、東北は大雪らしいな。
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by bogdog | 2007-11-21 14:18 | 日々のことば
 「電脳コイル」面白すぎる。

 パートナーのN君と散歩してて、昨日見た電脳コイルも最高だったよ! って話をしてて、もどかしくなり、


 「涙が出ないの…。でもこのあたりが痛いの」
 「……デンスケの声がしたわ! デンスケ! 」
 (金網にがしゃーん)
 「デンスケはもう死んだのね……」


 と身振りを交えて台詞を実演したところ、N君に「……いい年して、それはきついよ」と遠い目で言われました。電脳メガネもかけてないのに、あっちの世界から帰って来れない26才男がここに。ヌルにつれていかれてno dataに。


 ああいう、死が信じられなくて(信じたくない)、感情が追いついてないけれど、ふとなにかのはずみで実感する描写がすごく好きです。「パルバラ異界」で、十条菜々実(青葉のおばあちゃん)が「茶菜はもうどこにもいない」と絶望するシーンとか。


◯見た映画
「恋愛睡眠のすすめ」 と「バベル」を続けてみる。
どちらにもガエル・ガルシア・ベルナルが出てた。
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by bogdog | 2007-11-20 22:03 | 日々のことば

サイゾー12月号

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月刊サイゾー12月号のカルチャーGPSっつうカルチャーページで、
 「吾妻ひでおも大絶賛!福満しげゆきの魅力」というタイトルで、
 福満しげゆきの漫画を紹介しています。

 吾妻先生の直筆メッセージがもらえてよかったです。

 あんまりあくどくなるとモーニング編集部のブラックリストに載るかも、と心配してたのですが、(サイゾーで書いていまさらこういうこと心配する必要もないと思うが)おそらくモーニング編集部や福満しげゆき先生にとってもサイゾー読者にとっても。安心して読めるレベルだと。いや、そのはずだ!!

 「僕の小規模な生活」単行本が12月に出るし。2月にまた連載再開するし。

 再開されたら、「僕の小規模な生活」でもネタにされそうな気がする。
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by bogdog | 2007-11-20 07:59 | お仕事しました