ライター・藤丸心太(ふじまるじんた)のブログ。本の感想とかゲイネタとか創作系など。お仕事依頼などはメールで。リンク・TB自由。コメントは承認制。fujimarujintaあっとgmail.com (あっとを@に変更)


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「読書進化論」勝間和代

友達の日記で知った、「読書進化論」勝間和代(小学館新書)読了ー
http://www.amazon.co.jp/dp/4098250012

ウェブ時代の本の読み方・付き合い方、ひいては本をいかにして売っていくかというマーケティング術を書いた一冊。本好きとしても、本を売る側としてもとてもためになる一冊。

本好きとして、膝を打ったところがいくつかあるんだけど、自分にあう本を見つける方法として、味見するように本を手に取ってパラパラ読んでみて、「あ、この著者ともっと話をしてみたいな」と思うのを買う、というのはすごく腑に落ちた。

僕自身、やりたいテーマがわりと近かったり、これはよむべきって友達に薦められたりした本がいくつかあるだけど、なぜかどーしてもページを開く気になくて。この著者とは話をしたくない、という言い方がしっくりするんですよね。

あとがきでムカつくことを書いてあったら本なんて買いませんよ、ブックオフで読んでやります! みたいなことを福満しげゆき氏も言っていたし…

(ちなみにジン太が最近一番ムカついたあとがきは『MONSTER』の手塚真のあとがきです。オマエは何様だ……。そういえば、自分が好きなマンガってカバー裏におまけ漫画がある確率が高いです)

と、同時に、文章を発するほうとしては、「コイツとは話したくないなー」って嫌われたら買われないし、読まれないということが、あらためてわかってシビアな現実に身が縮こまる想い。でもそうなんだよね。結局は「好き・嫌い」で動くのはあたりまえだから。あとがき1つ、ブログの文章1つ、本当に気抜けねえ……そんな気持ちで、Badiの編集後記も書いております。

本を売る側としても、どのように「勝間ブランド」を築いて行くとか、書店との連携やプロモーションの方法など、すごくためになる。「書いた時間よりも売る時間をたくさんとるべき」というのは本当にそうだと思う。

小学館のこの特設サイトも気合い入ってていいです。
http://sgkn.jp/katsuma/


フェミニズムなところも好きなんですよね。
最強ワーキングマザー対談:西原理恵子×勝間和代(1)「女の人は働いたほうがいい」
http://mainichi.jp/life/kaasanchi/news/2008/06/47.html
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by bogdog | 2008-10-30 10:49 | 本の感想
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ムーンドロップ町に住む、メガネがトレードマークの「かしこいうさぎさん」が、毎日シュークリームを焼いて、図書館に行く……というだけのお話。その他に登場人物は小説家の「テープ君」など。1984年初版。んでもって絶版。

「注文した本が届いた」とか「ペンキを塗り替える」とか特に何も事件も起こらず、ほのぼのとした日常を書いていて何もなさがよかった。作為がなくて。

テープ君が、昼過ぎに起きてマーマレードジャムがなくなったので作っていたら、急に雨が降り出して、外は雨がざあざあ降っていて、テープ君は家の中でとんとんと甘夏の皮を刻んでいるシーンは、とても音楽的でよかった。

それで砂糖がなくなって、砂糖を借りに、かしこいうさぎさんのところに行くんだけど、うさぎさんが「お茶でもいかがですか?」って誘っても「これだけでいいよ」って言って、「じゃあまた明日ね」って帰る。小説家のテープ君は、男の子が女の子と喧嘩して、仲直りにマーマレードジャムを持ってく話なんてどうだろうって考えながら……

それだけのお話がとても印象的。

郵便屋さんに手紙を書く話とか、少年の「ちぬた君」がムーンドロップ町に迷い込む話とか、事件もあるにはあるんだけど、雪の日に図書館に行くだけの話とか、そういう何もないほうが好き。

よーく見ると、最後のコマに「MUSIC BY Elvis Costello」とか「Talking Heads」とか書いてあるし、あとがきに「ENO(ブライアンイーノ)は雪の日に合う」とか書いてありまんした。音楽と漫画の関係って、深いんすね。

それにしても、作者のネーミンスセンス、いいと思いません?
N君と、「もし猫飼うんだったら『ちぬた』にしようぜ!」「お前発音できないじゃん」とか言ってました。

(ちなみに、柴犬を飼う時は「ちょぼ六」にします。)
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by bogdog | 2008-10-14 03:31 | この漫画がスゴい!
ゲイでライター友達で先輩のブルボンヌ(campy!一周年おめでとう!)さんが、ネットで叩かれたりしたとき、悔しい感情にどう対応すべきかしらね、という話で、こういう事をいってくれました。



オカマ的に言えば、自分が主役のストーリーを盛り上げるための、名前もクレジットされない意地悪役をわざわざ演ってくれてる人たちだと思えばいいのよ。



     素・晴・ら・し・い!


「私が主役」というオカマ心を生かしつつ、相手の悪意すら無力化し糧にするのは見事です。ネットに限らず、なんか嫌な事があったときとか、わざわざ私ドラマを盛り上げてくれてありがとう! と思う事にする!


少なくとも僕は、「藤丸心太」としてライターとして名を売って活動しているので、まあネットで悪く言われても、トータルで見れば宣伝にもなるしいいわけですよ。(まだ言われたことないんですけど)「悪評も評なり」ですし、そういう覚悟もしてるから。プロでやってくってことはそれだけのリスクを得なくてはいけないことですし。(なので、いちいち叩かれることに凹んでたり、無駄に攻撃的になってる著名人は嫌い。それで金もらってるんだから、いい評価だけほしいなんて、傲慢というものでしょ? たとえばレストランだって、「うちの店は味が分かる客だけくればいい」なんて言ってるところはつぶれるのよ!)でも、マスコミ関係でも芸能関係でもない人は、いろいろ叩かれたら辛いだろうなあ……

そんなときこそ、ありがとうエキストラ! と思うといいと思います。
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by bogdog | 2008-10-09 00:46 | 日々のことば