ライター・藤丸心太(ふじまるじんた)のブログ。本の感想とかゲイネタとか創作系など。お仕事依頼などはメールで。リンク・TB自由。コメントは承認制。fujimarujintaあっとgmail.com (あっとを@に変更)


by bogdog

三分五十秒

友達がキレてたので、てっきり派手な男関係とかバカにされたのかしら…と思ったら、「えーひっかかったのそこ?」という感じで拍子抜けました。共感がひとかけらもできない…。とはいえ、HUNTER×HUNTERでゴンも「その人を知りたければ、何に対して怒るかってことを知ることは大事」みたいなことをいってたし、それなりに理由があるに違いない……


自分が何に怒るかと考えてみます。ニュースや中釣広告の品のない見出し。つまんない芸人とか泣ける!話。アホな議論。アホな政治。政治で解決すべきことを個人の善意にすり替えさせられることとそのことに疑問を抱かない人たち。エコバックを使うより法律で企業に省エネを課したりリサイクルを法整備したりしたほうがいいに決まってるだろちくしょう。ペットボトルのキャップを集めてなんになる…

なんかだんだん腹がたってきたのでこのくらいにするとして、個人レベルでいえばタバコの吸い殻をポイ捨てする人とかあるきタバコとか。あとお金にルーズなのとか。

他人に理解されない沸点の低い怒りポイントといえば、冷蔵庫でおかずを腐らせることでしょうか。人にあげたものがそうなったら怒りようもあるけれど、自分で腐らせたら行き場のない怒りでピトーばりに爆発しそうになります。
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# by bogdog | 2008-11-19 18:15
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タイトルの羅列で、どちらかというとあまり心がこもってない風(筆者のアクが強くない)の作品紹介でしたが、「第三章ビジネスという側面からのライトノベル」はまあまあためになりました。この本どのあたりのターゲット狙ってるのか。「ライトノベル?知らんな。いっちょ見てみるか」みたいなオヤジ向け?ライトノベルの定義みたいなややこしいところはうまくぼかしてます。わりとところどころはためになる内容でしたが、『文学論』というほど『文学』なのかは読んでもよくわかんなかったです。
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# by bogdog | 2008-11-19 17:48
猫がかいてえ。


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# by bogdog | 2008-11-19 09:43 | 街猫ファイル

おうちカフェモカ

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・牛乳を大きめのマグカップに100ccくらい入れて、レンジであっためて、泡立て器で泡立てる

・その上に熱いコーヒーをそそぐ

・泡がぶわーって上にのぼってくるので、そこにトッピングをのせる。ココア、シナモン+ブラウンシュガー、バニラシュガー、ハチミツ、チョコなどをお好みで。

 写真はシナモン+バニラシュガーです。一日に3杯くらい飲みます。


小池田マヤ「すぎなレボリューション…」で見たレシピをちょっとアレンジ。
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# by bogdog | 2008-11-14 09:58 | まんがレシピを実践!

badi(バディ)12月号


すいません、これもちょっと前(10月20日発売)なんですが、
バディ12月号で「性別が、ない!」の新井祥先生にインタビューしました。

バディで、漫画を紹介する「おすまん書店」という名前コラムをもってるんですが、その中のスペシャルインタビューという形です。

いやーもっといろいろ聞きたかったなあ、と。

にしても、このサイズの画像だったら、「ノンケのマスカキ部屋」ってキャッチしか見えないっすね。
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# by bogdog | 2008-11-14 09:15 | お仕事しました

『TOKYO ART & CULTURE MAP』

すいません、ちょっと前なんですが、藤丸心太名義で、ライタ−として関わった(神保町と阿佐ヶ谷をメインで担当) 『TOKYO ART & CULTURE MAP』、出てます〜。首都圏の書店・コンビニで 売ってます。 結構売れてるみたいです。
http://www.lmagazine.jp/magazine/mook/issue/current_issue/lmagamook.html
定価580円

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東京のアートもイートもこの一冊でまるごと楽しめる本!
超有名なあの美術館から、サブカル臭漂うあのエリアまで、もれなく紹介してます!

とゆーわけで、ジン太目線で、この本の5つのみどころを、どーんと紹介!

【その1】

『美術館だけではなく、美術館を中心として、その地域をまるごと歩いて楽しめる』

たとえば、いままでのアート本だったら、美術館なら美術館だけピック アップしてあったりするじゃないですか。でも、正直な話、美術館だけを目当てに出かけるのって、ちょっともっ たいない気がしませんか?

せっかく出かけるんだったら、その他にもどこか面白いところないかなー、って思ったりしますよね?  その点、これは『地図本』ですから、一日でその地域を歩いてまるごと楽しめるスポットが載ってますデートやデートの下見(という名の一人遊び)に便利!

【その2】 『東京に、あたらしい発見をもたらしてくれる』

副都心線が開通して、早目雑エリアとかかなりアクセスが便利になりましたけど、一体なにがあるんだろう? って思いますよね。自分があまり行かないエリアって、なかなかわかんないもんです。

この本は、東京のほとんどの主要エリアを網羅しているので、どのエリアでも新しい発見があります。

神保町ってオッサンくさい、とか、そんな固定観念がくつがえされる事 まちがいなしです!

【その3】 『ページをめくると、いきなり草間弥生』

ページをめくると、草間弥生が! 書き下ろしの詩つき。鬼アツいです。


【その4】 『キャッチがコテコテすぎてスゴい』

これは、ミーツというかエルマガジン社の特徴なんですけれど、キャッチがとにかくコテコテなんですわ。ジン太もいくつか情報誌で仕事してますが、これだけキャッチに力を入れてるところは他にないです。

わりとノリと勢いでやってるところも多いんですけど、このキャッチの 付け方は、ライターとしてかなり勉強になる。

例を挙げると、
『あの頃に還る乙女の箱船』
『すごい…オヤジが熱中する街だ』(神保町)
『天国に一番近い雑居ビル』
『あの娘と見たい「鉄の処女」』
『不健全な夜遊び正しく学べます』

などなどー。
中の本文のほうも、このキャッチに沿った感じで紹介していますー。


【その5】 『辛酸なめ子×青樹亜依対談!』

あらゆるメディアの露出を控えていた青樹亜依さんが、長き沈黙を破り、辛酸なめ子さんとの対談が実現!

「まだ50%しか心を開いてないわね!」
「す、すいません人見知りで…」

ミラクルパワーを注入してもらった辛酸なめ子さんが、驚きのパワーを実感?

『アンドロメダの異星人』

宇宙歌謡? とかなんとか。すいません、知りませんでした…
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# by bogdog | 2008-11-14 09:11 | お仕事しました
「tipoca」

あとで申し込むからメモ的にここにおいとくー

申し込みました。

・簡単な申し込み

・応募者多数の場合は抽選ののち、12月頭に届くらしい
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# by bogdog | 2008-11-13 11:55 | 日々のことば

きりうゆかりの難民部屋

「夏の滴」「川を覆う闇」などを書いたホラー参加、桐生祐狩氏が小説をブログで公開してますー。

きりうゆかりの難民部屋

友人からすすめられて、「川を覆う闇」を読んだときの衝撃といったら……。
とにかく汚いものがぐちゃぐちゃ出てくる恐ろしい話です。


ジン太、果実酒を作るのが趣味で、梅やリンゴや柿など、酒につけては眺めてるんだけど、「夏の滴」読んだら……(ネタバレのため自主規制)……ドラゴンフルーツ酒とかありえないぐろさっすね。もうのめねえ。


そういえば、SFもホラーも一文字もしらないくらいだったのに、きりう先生の本読んでから、角川ホラーだの角川SF文庫だの、惑星ソラリスだの読むようになったと思うと感慨ぶかいものがある。
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# by bogdog | 2008-11-11 15:19 | 本の感想
・ここ最近のモーニング「ひまわりっ!」はマジでおもしろすぎ。

・漫画ゴラクカーニバルの中村珍さんの漫画は、読み切りと思ったら第二話が!
 シャープペンに芯を入れるのに欲情したりと神すぎ。

・HUNTER×HUNTERはやっぱすごすぎる。うっかり2ちゃんねるのネタバレスレッドを読んでしまう日々です。最近は嘘バレってあんまりないんだねー。

・「このライトノベルがすごい2008 SIDE B」で、文倉十(『狼と香辛料』なんかのイラストの人)のインタビューが載ってるんだが、この人って、福満しげゆき「僕の小規模な失敗」に出て来てないか? 「ホームページにイラスト乗っけてたらそれがゲーム会社の目に留まってエロゲーでデビュー」「バイトしてた店がつぶれた」とか妙に符号する点が。それとも、こういうイラストレーターの人って、ホームページから仕事の依頼ってのはわりとよくある話なの?

・手塚治虫の「MW」映画化で、同性愛描写は全面カットはどう考えても間違ってる。あれは、賀来巌神父(ヘタレ攻め)×結城美知夫(魔性受け)をナチュラルでやってる名作なのに! 勝手に脳内変換して萌えられるといっても、もともとの設定を変えるとなるとものすごく悔しい。キャスティングも狙ってるでしょあれ。まあキャスティングはタイプじゃないからどうでもいいんだけど。

・「ラムネイッキ」(山田参助)は本当に買って良かった…

・ほぼ初対面の人(クライアントさん)と2人で、「ガラスの仮面」のちょっとした寸劇をやった。うぉーたぁーって叫んだ。

・「僕のかわいい上司さま 文庫版」(小池田マヤ)楽しく読ませてもらいました。漫画としては、女上司と部下の男が付き合うという話で、仕事ならではの葛藤や男女の意識の違いがリアルでさすが小池田マヤ! という感じで面白かったんだけど、やっぱり俺、サラリーマンって無理……としみじみと。この漫画みたいに、ビジネスだからままならない関係の中で成長するっていうのはすごくいいんですよ。僕も仕事でいろいろと学んでることが多いし、サラリーマン生活も1年弱やってて、すごくためになったと思うから。でも、上司と部下の恋愛、でやっぱり男と女なわけですよ。なんかもうそれが前提だからなあ、リアリティのある設定と話だけに、「自分がゲイであるということは、仕事の面においては恋愛に発展することはきっとないからつまんないし、ヘテロということが前提で一年中ずっといるなんてストレスたまりそうだしつまんなさそう」という事実を再認識しました。別に仕事に出会いは求めてないけれど、そういうのあるからみんな会社行くんでしょうきっと。バレンタインデーにチョコとか渡すんでしょう。(偏見)


・最近は松山花子にはまってます。欄丸祭のポスターを毎年描いていらっしゃる、と聞き、見てみたらやっぱり素敵ポスター。欲しいかもこれ。

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# by bogdog | 2008-11-05 23:30 | この漫画がスゴい!

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「臨死! 江古田ちゃん」の瀧波ユカリ氏が、西谷祥子がいいよって言ってたのもあって、最近、昔の少女漫画家さんの本を読んでます。で、樹村みのりさんもその一人。24年産まれ、です。


(ジン太目線のあらすじ↓ ネタバレです)




「来るべき時が来たのだ」実家へと車を走らせると、母はすでに息を引き取っていて、昨日まで寒くないようにしていたのに、今は母は布団の中で氷を抱いている。

年老いて死んだ母を見送る。親戚が集まる妙なにぎわいを見せるお通夜や葬式で慌ただしくしている。ふと気がつくと、自分は母親が死んで泣けていないことに気がつく。

胸にあるのは、「わたしお母さんの子どもに産まれてよかった」と母親に言ったとき、「どうしてそう思うの?」と聞き返されたこと。なぜかそのときは答えることができなかった。母はぼけたと言われていたけど、それは違うと思う。母は言葉だけの言葉を疑問に思っていたのだ。

葬式から帰る。娘と2人の部屋。
「また公園の池があふれちゃうな」。娘が何気なく外を見る。外は雨、取り残されたような静けさ。

お通夜のとき、兄弟と母の思い出を持ち寄ったことを思い出す。
…子どものころ、母が骨折して入院したとき、オマエは夕方になると「お母ちゃんに会いたい」って言って泣いて、おぶって病院まで連れて行ったなあ…

私は、母が死んでも泣けなくなったのは、もう母を必要としない大人になっているからだと気がつく。それにもう泣いても、誰も母のところになんて連れてってくれない。

「お母ちゃんに会いたい お母ちゃんに会いたい」

私は、母が死んで初めての涙を流す。
雨は降り続けて、公園の池は溢れてしまった。


自分が、母と同じ大人になって、母から受け継いだものを数えてみる。総菜の味、毎年の行事など。でも兄弟の誰も受け継がなかったものもある。布団のうちなおし、など。思春期のころは母は受動的で主体性のない人間だと思っていたけれど、家族を愛する強い気持ちがなければできないことであったのだ。

お母さんの子供に産まれてよかった、という言葉に、「どうしてそう思うの?」と聞返されたとき、何も言えなかったけど、こう言えばよかった「だっていっぱい可愛がってもらったじゃない?」今ならそう言える。私は確かに愛されていたのだ。


見送りの後で、見つけたものの大きさ。それはただの喪失でなく、大きなもので包まれるような優しさだった。
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# by bogdog | 2008-11-05 11:30 | この漫画がスゴい!
友達から電話があって、お互いの近況報告など。一年に何度かしか連絡しない友達でも、こういうのはいいもんです。

「最近仕事はどうよ?」と聞かれて「まあなんとかおかげさんでライターで食べて行けてるよ」みたいな話をぽつぽつと。

「そういえば」って友達が語ってくれたこと。

「まだ俺たちが初めて会ったばっかりのころは、お互いどうなるかわかんなかったけど、俺もいまやりたかった仕事できてるし、ジン太もライターでやっていけてるし、Y(共通の友達)も彼氏と住んで犬飼ってるし、いい方向に進んでるじゃん」

「本当にそうだね」

「今まで、プラス思考とか夢とかってかっこ悪いって思ってたけど、自分や他人を見てて、『そうなりたい』って思ってたから今があるってわかった。もっとそういうこと語らなくちゃだめだね」

閉め切った部屋に風が吹いて来たような気分に。
よかったなあ。なんか久々に。

気がついたら愚痴言ったり、暗い事ばっかり考えたりするけど、一般社会的から見たら社会的落伍者と位置づけられそうな、アウトサイダーな友達たち(いい意味で)それなりに努力をして居場所を見つけて、夢を形にしてると思うと、自分も大きなこと言って、笑って、そんで努力しなくちゃなーって。まあ、ダメでもダメなりに「何やってんだよ、ばかだなー」みたいな感じで酒飲んだりすると思うんだけど、できればいつか、夢物語で語ったみたいなところにいて、それでみんなで笑って酒飲めたらいいなあ。
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# by bogdog | 2008-11-01 04:56 | 日々のことば

「読書進化論」勝間和代

友達の日記で知った、「読書進化論」勝間和代(小学館新書)読了ー
http://www.amazon.co.jp/dp/4098250012

ウェブ時代の本の読み方・付き合い方、ひいては本をいかにして売っていくかというマーケティング術を書いた一冊。本好きとしても、本を売る側としてもとてもためになる一冊。

本好きとして、膝を打ったところがいくつかあるんだけど、自分にあう本を見つける方法として、味見するように本を手に取ってパラパラ読んでみて、「あ、この著者ともっと話をしてみたいな」と思うのを買う、というのはすごく腑に落ちた。

僕自身、やりたいテーマがわりと近かったり、これはよむべきって友達に薦められたりした本がいくつかあるだけど、なぜかどーしてもページを開く気になくて。この著者とは話をしたくない、という言い方がしっくりするんですよね。

あとがきでムカつくことを書いてあったら本なんて買いませんよ、ブックオフで読んでやります! みたいなことを福満しげゆき氏も言っていたし…

(ちなみにジン太が最近一番ムカついたあとがきは『MONSTER』の手塚真のあとがきです。オマエは何様だ……。そういえば、自分が好きなマンガってカバー裏におまけ漫画がある確率が高いです)

と、同時に、文章を発するほうとしては、「コイツとは話したくないなー」って嫌われたら買われないし、読まれないということが、あらためてわかってシビアな現実に身が縮こまる想い。でもそうなんだよね。結局は「好き・嫌い」で動くのはあたりまえだから。あとがき1つ、ブログの文章1つ、本当に気抜けねえ……そんな気持ちで、Badiの編集後記も書いております。

本を売る側としても、どのように「勝間ブランド」を築いて行くとか、書店との連携やプロモーションの方法など、すごくためになる。「書いた時間よりも売る時間をたくさんとるべき」というのは本当にそうだと思う。

小学館のこの特設サイトも気合い入ってていいです。
http://sgkn.jp/katsuma/


フェミニズムなところも好きなんですよね。
最強ワーキングマザー対談:西原理恵子×勝間和代(1)「女の人は働いたほうがいい」
http://mainichi.jp/life/kaasanchi/news/2008/06/47.html
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# by bogdog | 2008-10-30 10:49 | 本の感想
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ムーンドロップ町に住む、メガネがトレードマークの「かしこいうさぎさん」が、毎日シュークリームを焼いて、図書館に行く……というだけのお話。その他に登場人物は小説家の「テープ君」など。1984年初版。んでもって絶版。

「注文した本が届いた」とか「ペンキを塗り替える」とか特に何も事件も起こらず、ほのぼのとした日常を書いていて何もなさがよかった。作為がなくて。

テープ君が、昼過ぎに起きてマーマレードジャムがなくなったので作っていたら、急に雨が降り出して、外は雨がざあざあ降っていて、テープ君は家の中でとんとんと甘夏の皮を刻んでいるシーンは、とても音楽的でよかった。

それで砂糖がなくなって、砂糖を借りに、かしこいうさぎさんのところに行くんだけど、うさぎさんが「お茶でもいかがですか?」って誘っても「これだけでいいよ」って言って、「じゃあまた明日ね」って帰る。小説家のテープ君は、男の子が女の子と喧嘩して、仲直りにマーマレードジャムを持ってく話なんてどうだろうって考えながら……

それだけのお話がとても印象的。

郵便屋さんに手紙を書く話とか、少年の「ちぬた君」がムーンドロップ町に迷い込む話とか、事件もあるにはあるんだけど、雪の日に図書館に行くだけの話とか、そういう何もないほうが好き。

よーく見ると、最後のコマに「MUSIC BY Elvis Costello」とか「Talking Heads」とか書いてあるし、あとがきに「ENO(ブライアンイーノ)は雪の日に合う」とか書いてありまんした。音楽と漫画の関係って、深いんすね。

それにしても、作者のネーミンスセンス、いいと思いません?
N君と、「もし猫飼うんだったら『ちぬた』にしようぜ!」「お前発音できないじゃん」とか言ってました。

(ちなみに、柴犬を飼う時は「ちょぼ六」にします。)
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# by bogdog | 2008-10-14 03:31 | この漫画がスゴい!
ゲイでライター友達で先輩のブルボンヌ(campy!一周年おめでとう!)さんが、ネットで叩かれたりしたとき、悔しい感情にどう対応すべきかしらね、という話で、こういう事をいってくれました。



オカマ的に言えば、自分が主役のストーリーを盛り上げるための、名前もクレジットされない意地悪役をわざわざ演ってくれてる人たちだと思えばいいのよ。



     素・晴・ら・し・い!


「私が主役」というオカマ心を生かしつつ、相手の悪意すら無力化し糧にするのは見事です。ネットに限らず、なんか嫌な事があったときとか、わざわざ私ドラマを盛り上げてくれてありがとう! と思う事にする!


少なくとも僕は、「藤丸心太」としてライターとして名を売って活動しているので、まあネットで悪く言われても、トータルで見れば宣伝にもなるしいいわけですよ。(まだ言われたことないんですけど)「悪評も評なり」ですし、そういう覚悟もしてるから。プロでやってくってことはそれだけのリスクを得なくてはいけないことですし。(なので、いちいち叩かれることに凹んでたり、無駄に攻撃的になってる著名人は嫌い。それで金もらってるんだから、いい評価だけほしいなんて、傲慢というものでしょ? たとえばレストランだって、「うちの店は味が分かる客だけくればいい」なんて言ってるところはつぶれるのよ!)でも、マスコミ関係でも芸能関係でもない人は、いろいろ叩かれたら辛いだろうなあ……

そんなときこそ、ありがとうエキストラ! と思うといいと思います。
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# by bogdog | 2008-10-09 00:46 | 日々のことば
SOTFのエントリーに出てきた、ゲイのマイミクさんとは俺のことです。

マイミク限定のmixi日記をリライトしてこっちでも公開します。


新宿二丁目の公民館的存在、aktaのマンスリー(http://www.rainbowring.org/akta/monthly_akta.html)の、「シティライツ」というコーナーで、aktaに置いてあるいろんなゲイ向けの小冊子を紹介するページを書いてるのですが、今回は「家路」という、家族へのカミングアウトを支援したり、カミングアウトしたあとのフォローをする小冊子がお題なので、いろいろ考えてました。そして、自分の場合の家族へのカミングアウトがどうだったか、ということをあらためて整理するつもりで書きます。


僕は家族にカミングアウトしてます。大学2年のころでしょうか。
そのころは某大学に行っていたのですが、帰省したときにカミングアウトしました。

ちょうどそのころ、姉の結婚もあり、自分の中では言わなきゃ! と盛り上がっていたように思います。大学に進学して、親元離れたことでひとまず親とは距離を置いて考えられたということと、大学生のうちに言っとかないと、社会人になってからだとどーでもよくなりそうだから早めに言っとこう、と思ったのがあります。

うちはわりと理解がある家庭だ、という実感はありました。 一緒に住んでれば「なんとなくこの人は理解してくれそうだ」とわかりますし。とはいえ、「なんとなくわかってくれそう…」というだけでは、やっぱり確信がないものです。そんな自分でしたが、「家族へカミングアウトしたい、できるんだ!」と背中を押してくれたのは、兄弟の行動でした。

姉が一番最初に連れて来た彼氏は、親より年上の外国人だったんです。田舎暮らしの両親にはさぞやショックだったでしょう。「好きだからいいじゃない!」と両親に泣きながら訴える姉は、今にして思えばかなり面白い状況だったのですが(姉は今、別の外国人と結婚して海外に住んでる)、当時高校生だった自分は、「恋っていいなあ」とこれまた今にして思えば見た目的にはそうでもないカップルなんですが(失礼)そんなことをしみじみと思ったのを覚えています。

「相手に分かってもらえるためには、かなりのエネルギーを使わなければいけない」ということは、いくら高校生でも知識としては知っているけれども、体験しなくてはわからないものです。姉という近しい存在が、自分がいつか立ち向かうであろう親に、堂々とカミングアウト(同性愛とは状況が違いますが)し、暑くバトルした、というのは、「自分もああやればいいんだ、できるんだ!」というモデルを得たことであり、もうそれだけでカミングアウトのためのアドバンテージを50ポイントくらい得たようなもんです。


高校生のころから、自覚あるゲイだったので、好きな人もいたんですが、もちろん告白する勇気もなく、ゲイの友達もいないし、もちろんセックスもしたこともないし、自分のセクシャリティも確固たるもんじゃなかったので、「大学で、俺も彼氏ができたらカミングアウトしよう」とか考えてました。でも大学になっても思ったようにゲイの人たちと深い関係を築くことができなかったのと(今にして思えば、自分の開き直れない部分によるところが大きく、自分の不安や見たくないところをその人に投影していたのかもしれません。若いゲイにはありがちなんすよ)、体育会系の部活なんか入っちゃったので、いろいろと迷惑かかるかも、ていうか変態扱いされる! と思ったので結局学校ではごく一部を除いてカミングアウトしませんでした。いま考えれば、すればよかった。教育学部にいたので、卒業生のほとんどが教師になったということを考えると、将来直面するであろう、生徒がセクシャルマイノリティという問題を見えるようにすることはできたんじゃないかな、と。それだけは心残りです。

そんな自分が家族にはカミングアウトしようと思ったのは、姉の件のほかにもう一個アドバンテージがありまして、妹の友達がゲイだったんです。その子はとてもオープンな人で人気者だったので、妹がよく母親に、「学校にゲイの友達がいてね〜!」って話をしてました。母親も「ねえ、ジン太、知ってる? M子(妹)の友達にゲイの人がいるらしいよ! ゲイってほんとうにいるんだね」から、「あの●●くん。M子とも仲がいいし、すごくいい人だね。そう、あのゲイの人」にだんだんと変わってきました。妹のゲイ友、というこれまた身近な人のおかげで、セクシャルマイノリティが身近だということを刷り込むことができ、さらにアドバンテージを得ました。……よっしゃ、フラグ立ったあああ!

とはいえ、自分にとって、「家族にカミングアウトすることの意義」が見出せなかった。当時、まあ今もいろいろな意見がありますが、「わざわざ老い先身近い親に、いたずらに性癖をカミングアウトして、混乱を招く事はない」という意見がゲイにとってのスタンダートだったような気がします。少なくともまだその時は、まわりのゲイの友達に、カミングアウトしたって人はいませんでした。ただ心情を吐露し、わかってもらうための告白なら、オナニーと変わらないじゃないか。そんな意見もありました。

そんなとき、ふとなんかで読んだ言葉にこんなのがあったんです。
「偽りの自分とは、偽りの関係しか作れない」
ふと最後のピースがはまったような気がして、親にカミングアウトすることを決めました。

ここで、「では、ゲイでない自分は『偽り』なのか?」
と思考をすすめましょう。

人間は社会的にいろいろな側面を持つものなので、どの部分が「偽り」なのかということは、まったくナンセンスな問いです。しかしながら、この場合は、「どの自分で関係性を作りたいのか?」ということなのです。僕は、「ゲイである」ということに、少なくともかなりのアイデンティティを持っていますし、「ゲイである息子」と「その家族」というところで関係性を作りたいと思いました。

ゲイであるいうことは、セクシャリティの意味でゲイ【男に欲情する】だけでなく、社会的な意味でもゲイ【男とパートナーシップを持つ】であるのです。性指向は流動的なものだともいいますが、少なくとも自分は男が好きな男として生きて、男とパートナーシップを持って行くということを、ひとつの運命として受け入れました。となると、やることは決まっています。建設的に関係性を築くこと。

誰と築くか?

友達は正直なところ、そんなに親しくしてるヘテロの友達がいないのと、ゲイってことでいろいろ聞かれたらうざいからあとまわしにするとして、まずは家族です。親兄弟のことが大好きなんですよ。それで、家族も僕のことが好きなんです。それなら、自分がどう生きるか、そしてこれからどういう関係性を築いていきたいのか、ということを、腹を割って話しあったほうが、長い人生いいに決まってるじゃないですか。

と、いうわけでカミングアウトしました。 でも、具体的にどうやってカミングアウトをしたのか、本当にさっぱり思い出せません。過去の具体的記憶があまりない観念的な人間なのです。(ノートに付けてた昔の日記を見ればわかると思うけど)

ああ、書いてるうちに思い出して来た。

……中学校、高校生のころは、本当に女の子も好きになれなかったし、男の子が好きで苦しかった。でも報われないし、このまま好きになった人に好かれることなく死んで行くんだろうな、って絶望してた。でも、自分と同じように、男が好きでしかもこんな俺でもいい、って言ってくれる人がいたから、生きて行けるって思った……

ということを言ったような気がします。

母親は受け入れてくれました。「そんなに悩んでたなんて知らなかった」ということを言ってくれたと思います。

とはいえ、完全に理解してくれた訳ではありません。母親なりに葛藤はあります。
「子供が見たかったね」って言ってきます。
「小さいころからすごく優しかったし、きっといいお父さんになれる、って思ってた」これはどう受け止めたらいいのか、わからない言葉でした。「すまない」という気持ちと「ありがとう」という気持ち、「無理だよ!理解してよ!」という憤り……。自分が「ゲイです」とカミングアウトしたように、親の想いを受け入れるのが義理だ、と言葉を飲み込みました。母親としても、言えないで飲んだ言葉や感情も、たくさんあるに違いないと思いました。産まれたときから今まで、どれだけの想いが自分に注がれていたことなんでしょう。その想いの大きさに、あらためて驚愕する想いでした。けれど世の中には、罵倒したりする親もいると聞きます。それを思ったら、呪詛でも怨嗟でもなく、素直にそして静かに話をしてくれた母親は、よっぽどいい人なんでしょう。


父親は、その時はちょっと苦手だったのと、言っても理解してくれないだろう、と思ってたので、直接は僕からはカミングアウトしませんでした。

しばらくして、「お父さんは(俺がゲイって)知らないよねえ?」って、母親に聞いてみたら、「話したわよ」と帰ってきました。

「『子供の顔が見たかったね』って言ったら、お父さんに怒られちゃった。『俺は、ゲイは理解できない。でも世の中には、子供が産みたくても産めない人がいる、そういう人に対して子供が見たい、っていうのは間違ってるだろう』って」

それを聞いて驚きました。父親なりに飲んだ言葉も想いもあるでしょう。でも言ってくれたのはこの言葉だった、ということは、頭ごなしに否定するのではなく、一人の人間として向き合ってくれているという実感がありました。


家族といえ、決して完全に分かり合えることがない人間同士なのだと、自分はつねづね思っています。外専の姉を理解できないし、ヘテロの他の兄弟も理解できない。でも理解できないからそれでいい、というわけではなくて、こういう考えがある、と認め合う、分かりたいと思うのが家族です。


僕は、将来において家庭(ヘテロの)を作らないことをセンチメンタルに結びつけることが理解できない人間なので、母親がいう「女の人と結婚して普通の家庭を持ってほしい」「子供がみたい」という望みが、感情的に理解できません。それでも好きな人と長く関係を持ちたい、という気持ちを持っています。そこは双方で共有できるポイントだと思います。

ただ、現時点としては、ゲイ同士が長い関係を持てるための法的な保護、いわゆる同性婚もパートナーシップ制度もないので、社会通念としてイメージしにくい、という問題があります。実際、「セクシャルマイノリティが身近にいる」なんて、たいていの人は知りませんし。テレビの中のオネエタレントしか知らないのが現実です。ほんとどんだけー(死語)ですよ。

なので、さあ、これからどうしていこうか? ってといろいろと。先はまだまだ見えませんが、ゲイとして生きることを選んだことで、家族も巻き込んだ形です。


ゲイで、自分の恋人が死んだのに、向こうの親は自分のこと知らなくて、病院にも葬式にも行けなかった……なんて話、体験したくないですし、友達にもこれからの人たちのためにも、もうこんな想いはしてもらいたくないですし。そういうときがこないために、まずは家族にカミングアウトしてて関係性を作っておかねばと思うんですよ。それに、親の期待や愛情、そしてその裏返しの感情など、カミングアウトしたときに吹き出してくるものを知っておいた方が、今後の人生にも対処して応用できるような気がします。


今では、家族にはカミングアウトしています。友達はまだ選んでますが、おいおいしていくつもりです。仕事上は、こんなブログやってるくらいだから、地味にやってます。

いろいろ考えたすえ、今のところ僕が得たカミングアウトのモデルは、
「『中学生の自分』が、『今の自分』を見て恥じないようにする」です。

もう細かいことは忘れちゃったけれど、ゲイってことで悩んでたり、死にたいほど絶望してたことも過去にはあったわけで、もし、そのときの自分が、過去から今の自分を見ていたとしたら、「こんな人もいてちゃんとやってるんだ、よし、俺もがんばろう」って思ってくれるのかどうか。嫌な気持ちになることもなきにしもあらずなんですが、たとえば妹のゲイの友達が、ゲイって自己主張してくれたおかげで、俺に人知れず勇気をくれたみたいに、巡り巡って誰かを救うはずだから。それは本当に実感しています。
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# by bogdog | 2008-09-20 04:40 | ゲイ・オカマ・クイァーなネタ