ライター・藤丸心太(ふじまるじんた)のブログ。本の感想とかゲイネタとか創作系など。お仕事依頼などはメールで。リンク・TB自由。コメントは承認制。fujimarujintaあっとgmail.com (あっとを@に変更)


by bogdog
ちょう久しぶり。ジン太です。生きてます。
2008年9月14日、札幌で行われたゲイパレード、レンボーマーチ札幌に行って来ました。

札幌って初めて行ったんですけど、いいですね。
建物が低いのと、太陽高度が低いのか日差しがまぶしい! 江古田ちゃんにもあったけど手で目を隠して歩いてる人がいて本当に素人投稿写真みたいでカルチャーショック!

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すごくよくとれた一枚

札幌の公園から、ぐるりと40分くらいかけて車道をあるくんですが、ちょうど天気もすごくよくて、青い空に色とりどりの風船、そしてフロートの上のGOGOと女装という組み合わせがなんとも綺麗でした。レインボー発信! つーかんじで。


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札幌パレード名物、親の会によるおにぎり。
おかあさんたちはすごくいい人たちばっかりでした。

俺は聞き損ねちゃったんだけど、あとで「親の会カフェ」で、お母さんの一人が亡くなった息子が書いた手紙を朗読したらしく、それを聞いたブルボンヌさんが感動していました。親との関係はやっぱり大切だな…。

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前夜祭での1コマ。
ブルボンヌ&サセコによる、ゲイ用語解説。
「趣味女」「トロマン」「足有り場所なし」などを解説。

札幌の女装さんはみんなお笑い色が強くて楽しかったです。
ボボ・フジツボさんの、アリエルのショーとか魔女の宅急便のショーとか、ファンタジーとエロスと笑いが絡んでいいショーでした!

あーいつか女装だけ集めて日本大会とかできないかなあ。みうらじゅんのゆるキャラ祭みたいな感じで。DVDとか公式グッツとかも売って。ゲイとサブカルと女装好きのノンケとお笑い好きの層をターゲットにして、3万冊は堅いんじゃないでしょうか。ショーに使う音源とか著作権の問題をクリアすれば、あとはなんとかなりそう。


札幌の実行委員は、みんな若い子ばっかりで、そんなのもすごいなって思った。
そういうことができるエネルギーって、やっぱりうらやましい。
今後の自分がどうゲイとして生きて行くのかということも、あらためて考えさせられました。また行きたいなあ。札幌。
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# by bogdog | 2008-09-19 09:30 | ゲイ・オカマ・クイァーなネタ
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根っからの犬派なのだけれど、デジカメを下げて街を歩けば、犬の写真よりも、猫の写真をいっぱい撮ってしまいます。

なぜかと考えてみて、ひとつの答えを得ました。
『猫には物語があるから』です。

もちろん、犬にだって物語はあります。
飼い主はどんな人で、どんな生活をしているんだろうって思います。

けれども、猫は犬以上に物語があります。
それは決して、人間の言葉で語られることのない物語。
家に、路地に、溝に、屋根に、街のあらゆる場所で生きている生き物。

猫を飼った事がある人はわかると思いますが、野良猫だって、飼われ猫だって、猫は決して全部自分のものにはなってくれません。にゃあにゃあ鳴いて、膝の上で丸くなってても、自分がひとつの「物語の主人公」であることを自分でわかっているプライドというか。猫の社会だけに通じる猫の言葉を持って、それで考えてるような気がします。

できるならそれを垣間みたい。
ほんの少しでも近づいてみたいと思うのは、たとえるなら、ものすごく好きな人が、絶対になびいてくれないのに似ています。このツンデレめ。

このイシデ電さんの「私という猫」は、

 もしも私が猫だったらば
 とっくに死んでいる
 私という猫が死んで四世紀半は過ぎているのだ

という、作者(多分)のモノローグから始まります。
猫に「おとうさんがご飯をたべさせてくれたにゃん!」といわすような、萌え・擬人化ではなく、著者である「私」が「猫」である、『擬"猫"化』がこの漫画です。

イシデ電さんはさらに思考をすすめます。

 猫の私は 昼は縁側 夜はこたつでぬくぬく
 …はしていない
 
 野良だから。

 なぜ野良か?
 もちろん自由を愛するから!
 …ではなくて
 母猫が野良だから引き続き野良。
 きっとそんなところ。

野良で、美しいシッポを持って、猫が嫌いで……そんな「私という猫」が歩き始めます。

 好きなものは
 特にない
 ない
 ない
 別にない
 好きなものにあふれている世界を
 「好き」ではなく
 「ふつう」という
 そう思っているのだ

 そんなようなもの
 それが私という猫
 ほんの数年か生きて
 死んだ
 足跡
 踏むごとに残す前に消えてった
 私という猫の足跡


野生は死に近い。この「私という猫」でも、初めに「死」をにおわせます。

子猫の死、ボスとの恋、ボスの座の争い……
「私という猫」は死も生も、猫の社会も全部、ありのままに受け止め、生きようとします。

伸びをして、歩いて、喧嘩する猫たち。猫、猫、猫!
イシデ電さんが描く猫は、ひとつひとつが太く短く生きる、ありのままの猫の姿を描こうとしている。執念を感じます。

こんな漫画を読んで、街を歩く猫たちを素通りできるでしょうか? できるわけないです。

いま写真を撮った、よぼよぼの野良猫が、「私という猫」。猫に名前をつけるよりも、「あれは私なのだ」と存在すら預けてしまうような、イシデ電さんに共感してしまいます。

猫好きも、そうでない人も読んで下さい。
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# by bogdog | 2008-08-20 04:52 | この漫画がスゴい!
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「このライトノベルがすごい! SIDE-B」を購入。これから読む。
ちょっと読んだんだけど、文学少女シリーズが大幅にフューチャーされてていいかんじ。最近の萌え動向、「このラノ」の賞の傾向と対策も読めていいかんじです。

ライトノベルの書き方(ざっくりと)@デイリーポータルZ



ラノベはエンターテイメント、分かりやすさ、ポップさが最重要
多い設定は、ヒロインが、暗くはかない子と、気が強いけど本当は甘えたがりな子
主人公は優柔不断な今時の男の子
(だけどひそかに無根拠な万能感を持っている)
家族がみえない、出て来ない
かなわぬ恋、ほのかなお色気
強い敵(女の子を守る)
ほっておいても話が動くような、面白い設定
字数15万字(プロット1ケ月、執筆2ケ月)
基本、表紙の可愛さで買われている。最近はデッサンの正しい絵柄が人気


というまとめがなかなか的を得ていらっしゃる。

ラノベの元祖は「ノルウェイの森」という話や、新人賞に投稿するときは、レーベルカラーを意識して、そこで売れてる作風は必要とされないから被らないようにする、という話はおもしろかった。
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# by bogdog | 2008-08-17 11:34 | ライトノベルの感想だよ☆
ジン太です。
オリンピックを見ながら仕事してます。

さてさて、友達から借りたマンガの感想を言うエントリー。
こういうコミュニケーションをとれば、きっと友達も気が大きくなって、もっとたくさん本を貸してくれるに違いない……という打算ありでいきます。

少なくとも、「これはジン太に合う」と思って貸してくれたから、その心意気には答えないとであります。ライターとして……いえ、その前に漫画少年として!


「銭ゲバ」秋山ジョージ

読んだ事ある、って言ったけど、ごめんなさい。「アシュラ」と間違えてました。
このころの秋山ジョージ先生ってすごいねー。これ、少年サンデーで連載されてたんだ。そりゃ問題になるわ。

ストーリーは、幼少のころに貧乏で、そのために病気の母親を満足のいく治療ができずに死なせてしまったので、世の中の復讐として「世の中銭ズラ!」の「銭ゲバ」になる
…というストーリー。主に殺人(わりとずさん)でのし上がっていきます。

ラストがものすごかった。秋山先生の、結局は人間皆業が深い、真の意味で悪人はいない、という悲しみと絶望がものすごく重くて良かった。

「百物語」杉浦日向子
江戸奇談。猫がしゃべる話で、ひなたに座って干物を選り分けてる婆に、

 「ばばさま それを俺に食わしや」

と、猫がいい、婆が、

 「ぬしは何言うぞ まだ旦那とんにも 食わしとらんのに」

という話がいちばんかわいくてよかった。おどろおどろしくない、とりたててオチもない妖怪話がゆるくて素敵。

そのほかに、よくわかんないけど蘇って、よくわかんないままな話とか。
「死んだ女房が幽霊になって井戸に出る」というので、井戸をさらってみたら、こんにゃくが出て来て、たったこれだけのことで未練があるなんて……と呆れる話とか。

思うんだけど、幽霊が呪うとか、妖怪が人間に化けてなんかするとか、きっとそういう「人間視点で」考えた意味のある行動をするんじゃなくて、もうこの世の理を離れてるから、きっと人間からみたら意味のわからない行動をしてると思うんですよ。あいつらは。


「ゴーダ哲学堂」業田良家

「自虐の詩」のゴーダ先生です。哲学的な話をあつめた短編。
ええと、いくつかは面白く読めたんだけど、メッセージ性がストレートすぎる話はちょっと気恥ずかしくて辟易しました。うーん。このさじ加減はなんだろう。
笑いがあればいいんだけどね。

俺にとって、ギャグ漫画の条件って、笑いの中にも「ハッ」とさせる発見があるものだと思う。その「ハッ」の部分を全面に出されると、ちょっと「漫画的」ではないというか。(逆に「ハッ」の部分を巧妙に隠すと、ちょっと「文学的」。)

だから……「自虐の詩」は読めたんだけどね。


「国民クイズ」加藤伸吉・杉元 伶一
クイズに買ったら、なんでも願い事を叶えるという国民クイズ。
それを産み出した欲望や反体制……といった、わりとドタバタした漫画。
風刺が効いてておもしろい。
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# by bogdog | 2008-08-16 14:20 | この漫画がスゴい!
mixiのコラムのミクコレとかいうやつ。

エチオピアなんかが紹介されています。
500人以上が、このネタで日記を書いてるみたいだ(俺も書きました)。
mixiニュースもあなどれないねー。本売れないかなー。

わりと否定的なコメントが多いのが若干気になりますが、そんなアナタこそこの本を読んでほしい。ただ辛いっていうゲテモノ本じゃなくて、一軒一軒、丁寧に取材して、

「どんなスパイスを使っているか」
「どんだけ入れているか」
「他にオススメメニューは?(辛くないのも含め)」

なんて、いろいろ見所がある本なんですよ。

あと、「藤丸心太」は本名じゃありません。ビミョーに何文字かかぶってますが。玉袋筋太郎とか二葉亭四迷とか、そんな感じのノリのペンネームです。

ただ、このコラムには大沢食堂が載ってるけど、この本には大沢食堂が諸事情で載ってないんですが……
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# by bogdog | 2008-08-16 13:50 | 酒・グルメ・料理 食いしん坊

漫画メモ


「まほおつかいミミッチ」 松田洋子
「青い花」「どうにかなる日々」 志村貴子
「それを言ったらおしまいよ」「愛すべき子どもたち」 よしながふみ
「リトルフォレスト」 五十嵐大介
「バルバラ異界」「あぶな坂HOTEL」 萩尾望都
「大阪ハムレット」 森下裕美
「レモンとサクランボ」 西谷祥子
「死神の惑星」 明智抄
「ヴィリ」 山岸凉子
「トロイメライ」 島田虎之介


「銭ゲバ」秋山ジョージ
「百物語」杉浦日向子
「ゴーダ哲学堂」業田良家
「国民クイズ」加藤伸吉
「見晴らしガ丘にて」「アネモネ駅」近藤ようこ
「虫けら様」秋山亜由子
「彩雪に舞う…」楠勝平
「瞳子」「記憶の技法」「栗原かなえの犯罪」「グールドを聞きながら」吉野朔実


「日出処の天子」「ブラックスワン」山口凉子


遠方の友達が漫画をごそっと貸してくれたので、僕も貸しました。宅急便で。なんか大人っぽい。

近藤ようこさん、いいですね。

あー、漫画家になりたい。
でも絵心がないので、漫画原作を書きます。
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# by bogdog | 2008-08-13 03:43 | 日々のことば
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藤丸心太として、全店51件取材+撮影を行った、「あきれたグルメガイド バカ辛伝説 首都圏版」が、先週発売になりました!
http://www.amazon.co.jp/dp/4839927596


つうわけで、ちょっとだけ掲載されているメニューを紹介します!

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蒙古タンメン中本「北極」

赤い! そして辛い!
辛いながらも、しっかりと野菜のうまさや、コクが生きてて、まさに殿堂入りのバカ辛です。辛かった……。
この写真は、表紙にもなってます。


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硯屋「四川麻辣うどん」

池袋の店舗です。
自家製麺のお店で、うどんがおいしかった。その他にも、お酒や刺身などにも力を入れていて、真っ昼間から酒がのめて最高です。そしてこのうどんは、遥か四川省から取り寄せた、本場の山椒と唐辛子を使っていて、山椒特有の痺れるような辛さが最高です。慣れてないとキツいかと思いますが、是非。カレーうどんもおいしかった!


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エチオピア「70倍カレー」

神保町の老舗。70倍にしても、辛さの倍率は無料なのです。
ベースがしっかりしてるので、激辛にしてもおいしい。常人は30倍くらいでいいと思います。そして、実はここは元々は喫茶店なので、コーヒーも隠れた人気メニューなんです。コーヒーも是非どうぞ。

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五反田 ダ・カーボ「鯛うどん」

「うどん」といっても、麺がはいってるんじゃなくて、「うどん」っていうカレー屋さんとコラボして、タイヤキの中に「うどん」のカレーが入ってるんです。皮の部分に、クミンをトッピングしてあって、ぱりっと焼き上げた皮に、香ばしさをプラス。チーズが入っているので、思いのほか辛くありません。そして、ここは普通のタイヤキにも秘密があります……!

お店は、LDやTシャツも売ってあって、なんだかアングラ感ただよいまくりで素晴らしいです。



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大山 ピエロ 「明太子チーズクレープ超激辛」
商店街にある、クレープのお店。
およそ200種類のクレープの中には、激辛メニューもあります。明太子チーズクレープは、ちょっと熱が入って香ばしくなった明太子に、唐辛子とハバネロの辛みがもうなんだかすごいことに。超おいしかったです。ここは、普通のクレープもすごくおいしい。ミルクレープみたいだった。冷めても固くならないそうなので、お土産に是非。


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四ッ谷 エルアルボル「ハバネロの肉詰め」

わかりますよ。ピーマンの肉詰めってありますからね。うっかり詰めたくもなるもんでしょー!
食べてみると、あら、意外とハバネロのフレッシュなお味。それが中のお肉のジュワッとした感じと相俟って、なかなか上品なお味じゃありませんこと?
そう、そんなことを考えてたんです。一口目は……


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渋谷 唐そば「ペペロン麺」

非常に見場のいい激辛メニュー。
つけめんのおいしさと、唐辛子ピューレのフレッシュさ、そしてトッピングのバジルとオニオンチップがいいアクセントを刻んでいます。
激辛・鬼辛・痛辛という、三段階にわかれております。
激辛でもかなり辛いので要注意! 


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味芳斎「牛肉飯」

これは本当においしかった。牛のホホ肉に、味がぎゅっと染み込んでいて、モヤシのナムルもシャキシャキしておいしい。
醤油を使わずに、スパイスだけで味をつけてるという、調味料のウマさを最大限に引出したメニュー。これは一度食べるべし! 
芝プールからも近いですよw


ってなかんじで、赤いメニューがわんさか51件分載っています。

いやしかし、「辛い」ものばっかりなので、「辛さ」を表現を書き分けるのって意外と楽しかった。取材をすすめる上でだんだんわかってきたんだけど、同じ唐辛子でも辛さに違いがあって、鷹の爪は、すぐに広がる辛さ、ハバネロは燃え上がるような辛さ、ピッキーヌや島唐辛子は、汗が出る辛さ…って感じで。辛いっていうのは、「痛覚」で感じると言われていて、もうなんだか、新しい味覚って感じです。

前回の「バカ盛」でも思ったんですが、お店の人は、純粋に美味しい料理を作っていて、お客さんを喜ばせようと思っている、そういう事を今回も思いました。味覚は、一様々なので、「辛い」ことも、それが大好きな人がいるなら、やっぱりあったほうがいい。

それに、味も変化してきているから、「おいしい辛さ」というものを求めて、料理人も、それを食べる人も、どんどん進化している、と実感しました。

今回、タイトルこそ「バカ辛」で、煽動的ですけれど、中には「辛くて食べられない」なんて言葉は一個も使ってないんですよ。

辛くておいしいメニューを、是非味わってください。
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# by bogdog | 2008-08-05 15:19 | お仕事しました

月に負け犬

「明日くたばるかもしれない」なんて思っても、いますぐ振り絞ることができないのは、別に「振り絞る」ことに怯えてるだけじゃなくて、そうする(振り絞る)ことを是としない人だっているだろう、とふと思った。

大切なものを、それが大切すぎるから、ひとりで胸に抱いて生きる人だっている。それがいいか悪いかは僕にはわからないけど、それを抱えている人にとっては、大事に抱えているほうが、現実に動いて壊すよりも大切だったんだろう。

web上で関わりがあって、リアルで何度か声をかけた人が、死んでしまったことを知る。

どう生きてどんな死を迎えたのか、僕にはわからないし、わかる必要もないかもしれないけれど、あっけなくていろいろ考えてる。

あの人はどんなことを考えてたんだろうとか、もし元カレだったら泣けるだろうかとか、友達だったら、家族だったらとか、自分が死んだらとか。ああ、でももし自分が死んだとしても、周りの人は無駄に罪悪感とか抱かずに、ありがとうっていって見送ってほしいな。魂とか来世というものがあると仮定して。

あの人とは、仲良くなれたかもしれない。何回かご飯食べたりしても、やっぱり合わないなと思ったり、なんとなくタイミング合わなくて、疎遠になってたりするかもしれない。

可能性について考える。

この先、僕の知人が死んでしまう確率は何パーセントだろうか? と。
マイミクが200人。4年でもう2人死んだ。
一人一人の死亡率は低くても、それが数が多いと、まったく別の話になる。
細かい計算はまたいつかしよう。つまりは、どれだけ僕がそうありたくないと思っていても、この先、知人の死から逃れる事ができない。
(人間の最終的な死亡率は100%だけれども)
死ぬのは、僕かもしれない。

この世に悔いを残さず生きていたい……というレトリックが、いまだによくわからない。不平を言ったり、妬まれたりしながら、一生きていくのだというほうがまだわかる。悔いが残っても誰かをそしっても、それはそれで意味があるのではないか。魂や来世というものがなくても、経験や感情に優劣を付けるのは、ある種の傲慢なんじゃないか。

できるだけありのままに肯定したい。
となると、欲望にも忠実にならなくてはいけない。
有限の生が、その問題を縛る。
会える人にも限られているし、思うことも限られてしまっている。
そうなると、欲望も切り捨てなければいけなくなる。
明日は誰に会って、何を話そうか。明日こそは……あの人にちゃんと話さなきゃ……でも明日は忙しいから、またいつかは……

そう思って、今日も眠る。

けれど、いつかは誰かの死で、「本当にこれでよかったのか」という感情に、まざまざと向かい合う。私はなにかあの人に対して言ってない言葉があるんじゃないかって。そしてそれを踏み抜いて行きていかなければいけない。それは、残酷でほっとする哀しいくらいの現実だ。

雪が降って来て、街並を真っ白に埋めてしまうみたいに、いつかは死ぬ。感情も何もかも、悲しみで動かなくなる。そのとき、僕はなんて考えるんだろう。
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# by bogdog | 2008-07-29 03:25 | 日々のことば

隅田川花火大会

地震、ひどかったんですね。
こわい…こわいよ…

土曜日は、お誘いを受けて隅田川の花火大会に行って来ました。
てっきり、少人数でこじんまりと見るのかにゃーと思ったら、ものすごく人がいて(50人くらい?)場所もバッチリ確保してて、しかも飲み物も用意してくれてるという、いたれりつくせりっぷり。ほんと、俺なんか便乗して参加していいのかしらん。(しかもがっつり飲んでし、あまった酎ハイも持って帰った。ザ・貧乏性)。

16時すぎに会場に着いたので、わりとのんびり飲んだりしゃべったり。
にしても、周りがみんな髭坊主で甚平だの浴衣だの着てたので、ホモ歴9年の俺の目を持ってしても、誰が誰だかの判定があいまいだ。かわいい子がたくさんいて楽しかったです。俺も浴衣着てきたかったなー。取材だったから着れなかったけど。

花火もよかったんだけど、それよりも超おもしろかったのは、友達が持って来たiPodで、アイドルの曲をかけると、アイドルマニアの人たちか踊りだして(九州男っぽい)、それを見てた周りの人たちから、手拍子や拍手が巻き起こってたのが楽しかった。日本って素敵。

花火は、やっぱりすごくよかった。間近で見たの久しぶりでうれしかったなあ。
火薬の匂いとか、振動とか、ひとつひとつがすごくわくわくする。
夏なんて、ほんと8週間しかないから(9月になったら浴衣が着れない)やっぱり花火や海とかちゃんと夏っぽいことしなきゃダメですね。浴衣も着たい……
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# by bogdog | 2008-07-28 03:10 | 日々のことば

肉と部位

よく、肉屋とかに貼ってある、どの部位がどの肉かって書いてあるアレ。あれなんて名前だっけ……。

と思って、ネットで調べてたら、どうやら「牛肉分布図」というらしい。一般的な言い方かわかんないけれど。

そういえば、石垣りんさんが、体を島に見立てた詩を書いてたなあ…と思い立ち、ネットで調べていたら、ちょうど地震があって、ヤフーのトップページで地震情報見て、そのあとに「地震 予知」で検索したら、トンデモさんのページにたどり着き、なんだかイライラしてしまい、こんなことしてるから仕事が遅れるんだ、と切なくなりました。
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# by bogdog | 2008-07-24 00:47 | 日々のことば

漫画でドン

メモとして

・嵐のあと 日高ショー小
・美しいこと 上・下 木原音瀬

・世直し源さん 業田良家
・悶絶バルカン! ジョン・K・ペー太

中野まんだらけに漫画を売ったら、結構買ってもらえたよ。
でもその分買ったけれど。

西谷祥子「高円寺あたり」を買って、電車の中で読んでたら網棚に鞄を置き忘れたことに気がついて、駅員さんに電話して5つくらい先の駅で取ってもらった。

面白かったです。高円寺あたり。

それよりも、駅員さんを見たら、終電が終わってもきっとこの駅員さんの欲望という名の電車は止まらない。この…ムーンライトながらめ! と思ってしまう自分はたぶん変態確定。
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# by bogdog | 2008-07-22 02:36 | 日々のことば

人には添うてみよ

「初対面の人」に、その「初対面の人の友達」に対して悪口とも愚痴ともとられかねないネガティブなことを言ってしまった。

その人が同業者ということもあるんだろうけど。特に最近はそういうのが、初対面でも出る気がする。

それだけ自分の仕事に、いや存在に自信があるか、って言ったらそうとも言えるし、そうでもないと言えるんだけど、俺の正面に座っている、初対面の人からしてみたら、俺はどう思われてるんだろうと、いまさら小心者な気持ちも出てくる。

正直な話、悪口を言った事に対しては全然後悔はしていないんですが。

でも小心者なので、初対面の人に「いきなり自分の友人にたいしてネガティブなことを言われたとき、どう思うか」ということをシュミレーションしてみた。


(悪印象の場合)
・初対面でいきなり俺の友達の悪口言うなんて……。きっと俺のことも言うに違いない。心を開くのやめよう。

(好印象の場合)
・初対面でも平気でネガティブなことを言うなんて、俺に心を開いてくれてるんだ!
・人の友達に対しても、公平な人なんだ。


どっちだろうか。俺は両方な気がする。

その対象に面と向かってではなく、間接的に特定の人に向かってネガティブなことをいうのは、双方にとってのフェアではない。

言う側にとっては、自分の心情を吐露したり、その言によって、自分の立ち位置をあきらかにすることもできる。

けれども、聞く側にとっては、「この人はこんなこと言うんだ」と言った人に対して思うし、その対象になった特定の人に対して、「この人は、こんなことを言われてしまう人なんだ」と思ってしまうので、その時点で関係は絶対的に不可逆的に変容してしまう。

たとえば、俺の友達が、どっかで誰かに、「ジン太ってヤリチンだよ!」という言葉を聞いたら、俺のことを考える度に、「あの人にヤリチンと言われていたジン太」という消せないものができてしまう。それの真偽はともかくとして。

それに対して「言った人」はまったく責任が取れない。もう、「聞いてしまった人」は、聞かなかった前には戻れないというのに。

そんなわけで、悪口は言わない方針だった。
でも今は言う。もちろん、「ジン太ってヤリチンだよ!」みたいな、品のない人格を傷つけるようなことは言わないけれど、特にその人の仕事ぶりに対してだとか、関係性とかの中で産まれたネガティブなものは原動力になる。

そういうところから、何を求めているのかとか、世知辛い世をどうよくしていくのか、へこんだりしながら考えていかなきゃなと思う。

これから自分に課していきたいのは、「悪口を言わない」ことじゃなくて、「自分の悪口にもちゃんと責任を持つ」ということと、「悪口(陰口)を言っても、その人とはちゃんと付き合っていく」ということ。

前友達が言ったんだか忘れちゃったけど、「プラウザの『お気に入り』」を巡るみたいに、人間関係を作ってたら、なにも変わらないよね」。っていう言葉を思い出す。

だから、あの人の悪口は言ったけれど、ちゃんと話してみよう。
できるだけ顔をあわせる機会を作ろう。やっぱりなんにせずっと勝手に悪口いいっぱなしってのももったいない。俺も知らないものが、きっとある。
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# by bogdog | 2008-07-22 01:18 | 日々のことば

犬もあるけば漫画の話

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とんだ情熱大陸だぜ! が最近の口ぐせ
待犬ファイル 近所

昨日発売のアクション、ご覧になりました?
相変わらずセックスやりまくりの「新・幸せの時間」もいいんですが、
村上たかし「星守る犬」がなかなかの秀作です。犬・じじい・車で旅(そして死?)とかツボすぎるぜ。

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あとは、伊図透「ミツバチのキス」はまだ連載第一回目ということでまだ今後の展開によると思うんですけど、絵柄が五十嵐大介っぽい。SFっぽい感じとか丁寧な人物描写に暖かみがあります。ええと、五十嵐大介が宇宙とかもうなんだか超越しちゃってるミクロでマクロなら、もっと身近な目線といった感じ。

なんか漫画の話ばっかりしてるなー
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# by bogdog | 2008-07-17 01:38 | 待犬ファイル

漫画三昧(メモとして)

忘備録

・夜、海へ還るバス 森下裕美
・S(エス)全3巻 水城せとな
・ジェラールとジャック よしながふみ
・ネコ侍 九州男児
・前略 トジツキハジメ
・さよならbaby 京山あつき
・青春の病は 西田東

・放課後保健室 全10巻 水城せとな
・窮鼠はチーズの夢を見る 水城せとな
・イムリ 4巻 三宅乱丈
・岳 7巻 石塚真一
・花びら日記 西谷祥子

 【購入したもの】
・彼女たちのエクスディ 全2巻 水城せとな
・チョコレートデリンジャー 吾妻ひでお
・この世界の片隅に 中 こうの史江
・極道の食卓 2〜5巻 立原あゆみ
・レモンとサクランボ 西谷祥子傑作集3 西谷祥子


ああ、こりゃ人さまに見せられないわ。特に上。
俺は電車の中でもカバーなしで読むがな!
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# by bogdog | 2008-07-17 01:19 | 日々のことば

迂闊にも

TVでやってた「シュレック」を見て泣いた。

あれはオカマ的にもかなり人気が高いのですが(以前シュレック3のときにやったキャンペーン動画)

一緒に見てた妹もDVD-B0X欲しい!と言っていたので、なんだかきゅんとしました。

それはそーと、洗濯物を干すときは女性ものの下着は外から見えないように干しておかないと。防犯上の意味もあるけど、お兄さん(俺ね)が女装癖があるヒゲと思われたら大変だ!
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# by bogdog | 2008-07-15 14:03 | 日々のことば